弁護士紹介
岩橋 多恵
- いわはし たえ
- 弁護士登録年度 1987(昭和62)年
- 1954(昭和29)年
弁護士からのメッセージ
「過労死」は、「カローシ」という日本の働き方の異常さを表す言葉として、90年代から、世界に名をとどろかせました。今なお、過労死・過労自死はなくならず、長時間労働・パワーハラスメント・セクシャルハラスメントによって精神疾患を患い、働き続けられなくなる方たちも後を絶ちません。私は、以下のように個別事件の解決はもちろんのこと、超長時間労働やハラスメントをなくすための運動や講演に意識的に取り組んでいます。
勝利した主要な労働事件
労災
- 養護学校の教員の頸肩腕障害について公務災害と認めさせた訴訟(A事件)
- 養護学校の教員の腰痛について公務災害と認めさせた訴訟(B事件)
- 養護学校の教員の股関節変形症について公務災害事件(公務災害基金本部審査会で逆転認定)(C事件)
- 中学校教諭が過労によりうつ病に罹患し、自死した事案につき、大阪高裁で逆転勝訴した訴訟
- 小学校育成学級における担当教師の精神疾患公務災害事件(公務災害基金本部審査会で逆転公務災害認定)
- 有名飲食店での残業代未払・安全配慮義務違反に基づく損害賠償請求訴訟(一審勝訴・高裁で和解)
- 元請け・下請け・孫請けの重層構造の中での孫請け労働者の工事現場の屋根踏み抜きの労災について安全配慮義務違反の損害賠償請求訴訟一審で勝利的和解
- 電気工事労働者の中皮腫による死亡につき、アスベストによる労災申請事件(労災認定)
- 建築労働者の転落事故による労災―因果関係が争われた事件(中央労働保険審査会で逆転認定)
解雇・雇い止め等
- 京都新聞子会社の雇い止め事件(労働判例981号165頁 京都新聞COM事件)
- 自動車部品会社「ジヤトコ」での派遣切り事件
- 京都市新採教員分限免職事件
- 村田製作所(賃金差別・昇格差別)事件
- 帝国化成(整理解雇)事件
- 南山城学園退職意思表示(錯誤)無効事件
ハラスメント関係
- セクシャル・ハラスメント-大手金融機関・支店長に対する損害賠償請求事件(認容)
- セクシャル・ハラスメント-企業・社長に対する損害賠償請求事件(認容)
- セクシャル・ハラスメント-派遣会社の労働者に対するセクシャル・ハラスメント損害賠償請求事件(高裁で逆転・勝利和解)
- マタニテイ・ハラスメント-育休明けによって退職扱いとされた事件