労災過労死の申請、損害賠償請求は、労働事件専門の京都第一法律事務所へ

京都第一の強みと実績

事件報告:過労死・過労自死・過労疾病の労災、相次ぐ勝利

事件報告:過労死・過労自死・過労疾病の労災、相次ぐ勝利

早期の取り組みの重要性

私たちの事務所の大きな課題の一つは、労災・職業病との闘いです。なかでも、過労死が社会問題になる前から、全力で、この課題に取り組んできました。

以前は、裁判まで行かないとなかなか労災認定も認められませんでしたが、最近では、監督署や基金支部段階で労災認定を勝ち取る事例が増えてきました。以下は最近の一例です。

これには、監督署などの変化もありますが、被災者やその家族の方が、早い段階で事務所の門を叩き、依頼をされることが、その大きな要因になっています。そして労災認定後は、使用者に責任追及をし、それを認めさせた事例も増えています。

コンビニ店員の過労自死

コンビニで働いていた43歳の男性が自死しました。時間管理のできていない職場で労働実態を明らかにできたのは、店に設置されていた「防犯カメラ」でした。働き過ぎが、カメラを通して浮き彫りになり、同僚などの証言と相まって労災認定をさせることができました。

製造業若年労働者の過労自死

機器の製造作業に従事していた24歳の男性が自死しました。チームのリーダーを命じられ、重い責任をいっぱい背負わされる中で、長時間勤務が続き、若い命を絶ちました。いろんな人たちの証言やラインでのやりとりなどに加え、会社の資料からも原因は明らかで、早期に労災認定に至りました。

大学教授の過労死

54歳の大学教授の急性心臓死が労災に認定されました。大学の先生は、無定量の勤務を強いられます。ただ、なかなか時間把握が難しいところがあります。手元に残されたいろんな資料を拾い出し、多くの課題を与えられていたことや長時間勤務の実態を明らかにしていき労災認定を得ることができました。

校長の過労性疾病

小学校の校長が、脳出血で倒れました。私病扱いされた先生は、退職も余儀なくされました。教育委員会は、勤務時間を把握していません。出退勤の状況が、学校のセキュリティから明らかになりました。多くの難しい課題を抱えていたことも明らかでした。認定まで少し時間がかかりましたが、基金支部が公務上認定を行ったことは画期的です。

弁護士 村山 晃

「京都第一」2015年夏号