労災・過労死問題Q&A
労災・過労死問題Q&A
過労死について
Question
過労死とは?
Answer
働きすぎにより過労のため死亡することをいいます。たとえば、脳・心臓疾患による死亡や、精神障害・自殺による死亡などが考えられます。
Question
過労死を引き起こす可能性のある労働とは?
Answer
脳・心臓疾患の場合の行政の認定基準をみると、発症前1ヶ月間におおむね100時間を超える時間外労働をした場合や、発症前2ヶ月間ないし6ヶ月間にわたって、1ヶ月あたりおおむね80時間を超える時間外労働をした場合などがあげられます。
精神障害・自殺の場合の行政の認定基準をみると、発病前おおむね6ヶ月の間に、業務による強い心理的負荷が認められることや、業務以外の心理的負荷及び個体的要因によって発病したとは考えられない(仕事以外に何ら原因がない)ことがあげられます。
Question
過労死を認定する際に必要な証拠・資料は?
Answer
労働時間に関する資料として、タイムカードや出勤簿が役立ちます。タイムカードをつけていない場合は、家族や恋人に対する「何時に帰るよ」というラインなどのメッセージも証拠になります。さらに、会社の就業規則、賃金規定、給料明細書なども役立ちます。
Question
過労死は意外と近くに存在する?
Answer
長時間労働や劣悪な環境での労働により、過労死につながることも十分にありえます。自分や家族が過労死しそうで不安な方、家族が不幸にも過労で亡くなってしまった方は、是非上記の証拠資料をもって、弁護士に相談してください。